お知らせ

生成AIだけで「住みたい街」意思決定エンジンを開発 ― 公的統計11調査×全国431地域×27指標。2050年を見据えた街選びツール ―

プレスリリース

建築・不動産領域のDXコンサルティングを手がけるFREEDOM X株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:衣笠茂樹)は、生成AI(Anthropic社 Claude)との対話のみで、全国431地域を27の公的統計指標で採点する意思決定支援モデル「住みたい街スコア(仮称)」を開発したことをお知らせします。
本モデルは現在、Excel版プロトタイプとして完成しています。

開発の背景

「どの街に住むか」は人生最大級の意思決定でありながら、既存の住みたい街ランキングの多くは知名度調査に基づくもので、医療・介護の将来需給や生活コストといった実データに基づく比較手段は限られていました。

本モデルは、代表・衣笠自身のリタイア後の移住先検討という個人的な問いから出発し、生成AIとの数十回の対話を通じて、統計の収集・突合・モデル設計・Excel実装までを人手のプログラミングなしで完成させたものです。
従来であればデータアナリストへの数週間規模の委託に相当する作業です。

モデルの概要

  • 対象:全国431地域(人口10万人以上の市240、東京23区、政令指定都市の行政区168)
  • 指標:27指標(医療・介護・生活費・住まい・財政・人口動態・買い物・文化・公園など)。すべて公的統計から算出
  • 特徴1:2050年推計人口(社人研)を用いた将来需給評価。例えば「入院ベッドの余裕」は2050年の70歳以上人口1,000人あたりの現病床数として算出
  • 特徴2:昼間人口による補正。オフィス街の施設集積を住民の実感に合わせて割り引く独自処理
  • 特徴3:利用者が重視する指標と重みを自分で設定でき、価値観に応じて順位が変わる設計。10種のライフスタイル別プリセットを搭載

既存の「街ランキング」との違い

国内の主要な街ランキングは、人気投票・居住者アンケートに基づく主観評価型と、公的統計を固定の重みで集計する統計型に大別されます。本モデルは後者の系譜に立ちつつ、「将来軸(2050年)」「利用者による重み設定」「政令市の行政区単位」の3点で従来にないアプローチを取っています(当社調べ・2026年7月時点)。

大手アンケート型
(SUUMO・大東建託・日経BP等)
公的統計・固定重み型
(東洋経済 住みよさランキング)
本モデル
「住みたい街スコア(仮称)」
評価の根拠 人気投票・居住者の主観評価 公的統計20指標の偏差値平均 公的統計27指標の偏差値
時間軸 現在の憧れ・実感 現在の統計値 2050年推計人口による将来需給評価
重み付け なし(得票数) 固定(各指標の単純平均) 利用者が自由に設定+プリセット10種
政令市の扱い 駅・市単位が中心 市単位(区は東京の20特別区のみ) 行政区168を含む431地域を同一基準で比較
昼間都市の補正 病床のみ二次医療圏を併用 9指標を昼間人口で按分補正
介護の評価 項目により主観評価あり 介護カテゴリなし 施設定員・在宅事業所・2050年需要増を指標化

※各社の調査はそれぞれ異なる目的・強みを持つものであり、本表は優劣を示すものではありません。

算出方法の概要

各指標を対象地域内で偏差値化(平均50・標準偏差10)し、利用者が設定した重みで加重平均して総合スコアを算出します。物価・家賃など「低いほど良い」指標は符号を反転。
病床・介護定員は現在の供給量が維持されるとの仮定に基づくストレステスト値であり、将来予測ではありません。

使用した公的統計(主要出典)

  • 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
  • 厚生労働省「令和6年医療施設(動態)調査」
  • 厚生労働省「令和6年介護サービス施設・事業所調査」
  • 総務省「住民基本台帳人口移動報告(2024年)」
  • 総務省「小売物価統計調査(2024年・構造編)」
  • 総務省「令和5年度地方公共団体の主要財政指標一覧」
  • 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査」
  • 総務省「令和2年国勢調査(従業地・通学地集計)」
  • 総務省「令和5年住宅・土地統計調査」
  • 総務省「統計でみる市区町村のすがた2024」
  • 国土交通省「都市公園データベース(令和2年度末)」

注意事項

本モデルの順位は利用者の重み設定に依存する相対評価であり、特定の自治体の優劣を示すものではありません。使用した統計の調査年は2020〜2024年に分散しています。

会社概要

会社名 FREEDOM X株式会社
代表者 代表取締役社長 衣笠茂樹
所在地 東京都中央区
事業内容 住宅・不動産業界向けSaaS/DXサービスの開発・提供
URL https://freedom-x.co.jp

代表取締役社長 衣笠茂樹について

2000年よりマンションデベロッパー、2004年からは不動産仲介の業務に従事。2011年、フリーダムアーキテクツデザイン株式会社(現・FREEDOM株式会社)にて土地探し顧客向けの専門部署を設立し、2013年には同部署の成約率を0.7%から17.4%へ改善するなどの実績を残す。現場で培ったノウハウをもとに検索システム「みんとち」(のちの「ランディ」)を企画・開発し、2019年9月にFREEDOM X株式会社(設立時:ランディ株式会社)を設立。

本件に関するお問い合わせ

FREEDOM X株式会社 広報担当
お問い合わせフォーム:https://freedom-x.co.jp/contact
E-mail:supportcenter@freedom.co.jp

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